モナーフォントは 12, 14, 16 ポイントのフォントを各書体 (標準、太字、斜体、太字+斜体、およびそれぞれの Unicode 版) ごとにもっているため、非常にファイルサイズが大きくなります。 このためコンパイル済みのバイナリパッケージ (RPM) をダウンロードするのは効率がよくありません。 そのため今回から RedHat 用のソースパッケージ (SRPM) を配布することにしました。
SRPM のインストール方法はつぎのようになります。生成には少々 (数分) 時間がかかりますが、 ダウンロードする容量は少なくてすみます:
インストールの手順は以下のとおりです:
monafont-x.xx-x.src.rpm
) をダウンロードします。
[s42335@giko s42335]$ su - (root になる) Password: [root@giko root]# rpm --rebuild monafont-x.xx-x.src.rpm (SRPM から RPM を生成する) Installing monafont-x.xx-x.src.rpm Executing(%prep): /bin/sh -e /var/tmp/rpm-tmp.xxxxx + umask 022 + cd /usr/src/redhat/BUILD ... 中略 (数分かかります) ... + rm -rf monafont-x.xx + exit 0 [root@giko root]# ls /usr/src/redhat/RPMS/noarch (生成された RPM を確認する) monafont-x.xx-x.noarch.rpm [root@giko root]# rpm -ihv /usr/src/redhat/RPMS/noarch/monafont-x.xx-x.noarch.rpm (RPM をインストールする) Preparing... ########################################### [100%] 1:monafont ########################################### [100%] [root@giko root]# |
/etc/X11/fs/config
を以下のように書き換える必要があります。
(RedHat 7.x, Vine をお使いのかたは、このステップは必要ありません。
etc/X11/fs/config
にはすでに必要な行が追加されています。)
... # where to look for fonts # catalogue = /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc:unscaled, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi:unscaled, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/100dpi:unscaled, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Speedo, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local, (← この行を追加する) /usr/share/fonts/ja/misc:unscaled, /usr/share/fonts/ja/misc, /usr/share/fonts/ja/TrueType, /usr/lib/openoffice/share/fonts/truetype ... |
[root@giko root]# /sbin/service xfs reload (フォントサーバに新しいフォントを認識させる) Reloading xfs: [ OK ] [root@giko root]# |
[s42335@giko s42335]$ su - (root になる) Password: [root@giko root]# rpm -e monafont (RPM をアンインストールする) [root@giko root]# /sbin/service xfs reload (フォントサーバにフォントの除去を認識させる) Reloading xfs: [ OK ] [root@giko root]# exit exit [s42335@giko s42335]$ |
それ以外のプラットフォーム (Slackware Linux、Linux 以外の UNIX など) では、 ソースからインストールする必要があります。
必要なもの: perl (バージョン 5 以上)、X11R6
注意: このパッケージを make すると合計 23MBytes 程度の ディスク容量を占有します。また、make には時間がかかります。
monafont-x.xx.bz2
をダウンロードし、展開します。
Makefile
中の
SED_CMD
,
PERL_CMD
,
GZIP_CMD
および
X11BINDIR
,
X11FONTDIR
の値を適切なものに書きかえてください。
(ふつうはとくに変更しなくても大丈夫のはずです)
注意 :
Solaris, HP-UX などの商用 X サーバを使っている場合は、
pcfファイルの圧縮に gzip ではなく compress を使う必要があります。
Makefile 中のコメントを参考にして、GZIP_CMD
を
compress に書き換えてください。
make
する。jis2unicode: warning: undefined mapping: 8777
" 等の警告が
出ますが、無視してください。
make install
する。/usr/X11R6/lib/X11/fonts/local
にインストールされます。
ディレクトリがない場合は自動的に作成されます。
別のディレクトリにインストールする場合は
# make install X11FONTDIR=/usr/local/lib/X11/fonts/local
のように指定してください。
fonts.alias.mona
ファイルの内容を
fonts.alias
ファイルの
末尾に追加してください。
これらのフォントを -mona-*
フォントの
18(20), 24 ポイントのエイリアスとして使えます。
make install-alias
を実行すると、
$(X11FONTDIR)/fonts.alias
に
fonts.alias.mona
の内容が自動的に追加されます。
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/:unscaled
この作業はお使いの UNIX の種類によって違います。
Linux や FreeBSD などで XFree86 を使っている場合は XF86Config
ファイルの
FontPath セクションを変更してください。
モナーフォントを自分しか使わない場合は、ホームディレクトリの
~/.xsession
か ~/.xinitrc
に以下の2行を加えてもいいでしょう。
xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/:unscaled
xset fp rehash
インストールの手順は以下のとおりです:
monafont-ttf-x.xx.zip
をダウンロードし、展開します。
mona.ttf
ファイルを、
自分のホームディレクトリの「ライブラリ」(あるいは Library) フォルダの中にある
「Fonts」フォルダに入れます。
これで、フォントがインストールされたことになります。
注意: モナーフォントを正しく表示するためにはかならず Cocoa 対応アプリケーションを使ってください。 Carbon アプリケーション (Internet Explorer など) ではうまく表示されません。 Cocoa に対応した web ブラウザには OmniWeb や、 2ちゃんねるブラウザとしては CocoMonar などがあります。
インストールの手順は以下のとおりです:
monafont-ttf-x.xx.zip
をダウンロードし、展開します。
mona.ttf
ファイルを指定すれば
フォントがインストールされます。