モナーフォント / インストール方法

Last Modified: Tue Aug 5 13:47:05 EDT 2003 (08/06, 02:47 JST)

戻る


RedHat Linux (7.x, 8.x), Vine Linux

SRPM (monafont-x.xx-x.src.rpm) からのインストール

モナーフォントは 12, 14, 16 ポイントのフォントを各書体 (標準、太字、斜体、太字+斜体、およびそれぞれの Unicode 版) ごとにもっているため、非常にファイルサイズが大きくなります。 このためコンパイル済みのバイナリパッケージ (RPM) をダウンロードするのは効率がよくありません。 そのため今回から RedHat 用のソースパッケージ (SRPM) を配布することにしました。

SRPM のインストール方法はつぎのようになります。生成には少々 (数分) 時間がかかりますが、 ダウンロードする容量は少なくてすみます:

インストールの手順は以下のとおりです:

  1. SourceForge のダウンロードページ から SRPM ファイル (monafont-x.xx-x.src.rpm) をダウンロードします。
  2. コンソールウインドウから以下のようにタイプします:

    [s42335@giko s42335]$ su - (root になる)
    Password:
    [root@giko root]# rpm --rebuild monafont-x.xx-x.src.rpm (SRPM から RPM を生成する)
    Installing monafont-x.xx-x.src.rpm
    Executing(%prep): /bin/sh -e /var/tmp/rpm-tmp.xxxxx
    + umask 022
    + cd /usr/src/redhat/BUILD
    ... 中略 (数分かかります) ...
    + rm -rf monafont-x.xx
    + exit 0
    [root@giko root]# ls /usr/src/redhat/RPMS/noarch (生成された RPM を確認する)
    monafont-x.xx-x.noarch.rpm
    [root@giko root]# rpm -ihv /usr/src/redhat/RPMS/noarch/monafont-x.xx-x.noarch.rpm (RPM をインストールする)
    Preparing...                ########################################### [100%]
       1:monafont               ########################################### [100%]
    [root@giko root]#
    
  3. RedHat 8.0 をお使いの場合

    RedHat 8.0 をお使いの場合は、ここで /etc/X11/fs/config を以下のように書き換える必要があります。
    これは各自 root 権限を取得したあと、エディタ等をつかって行ってください:

    (RedHat 7.x, Vine をお使いのかたは、このステップは必要ありません。 etc/X11/fs/config にはすでに必要な行が追加されています。)

    ...
    # where to look for fonts
    #
    catalogue = /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc:unscaled,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi:unscaled,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/100dpi:unscaled,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Speedo,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF,
            /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local, (← この行を追加する)
            /usr/share/fonts/ja/misc:unscaled,
            /usr/share/fonts/ja/misc,
            /usr/share/fonts/ja/TrueType,
            /usr/lib/openoffice/share/fonts/truetype
    ...
    
  4. ふたたび、コンソールウインドウから以下のようにタイプします:

    [root@giko root]# /sbin/service xfs reload (フォントサーバに新しいフォントを認識させる)
    Reloading xfs:                                             [  OK  ]
    [root@giko root]#
    
  5. インストール後は SRPM ファイルを削除してもかまいません。

アンインストール

  1. コンソールウインドウから以下のようにタイプする:

    [s42335@giko s42335]$ su - (root になる)
    Password:
    [root@giko root]# rpm -e monafont (RPM をアンインストールする)
    [root@giko root]# /sbin/service xfs reload (フォントサーバにフォントの除去を認識させる)
    Reloading xfs:                                             [  OK  ]
    [root@giko root]# exit
    exit
    [s42335@giko s42335]$ 
    

それ以外のプラットフォーム

それ以外のプラットフォーム (Slackware Linux、Linux 以外の UNIX など) では、 ソースからインストールする必要があります。

必要なもの: perl (バージョン 5 以上)、X11R6

注意: このパッケージを make すると合計 23MBytes 程度の ディスク容量を占有します。また、make には時間がかかります。

  1. SourceForge のダウンロードページ から monafont-x.xx.bz2 をダウンロードし、展開します。
  2. sed, perl, gzip (compress), X11 のパスを設定する。
    お使いのプラットフォームに合わせて、Makefile 中の SED_CMD, PERL_CMD, GZIP_CMD および X11BINDIR, X11FONTDIR の値を適切なものに書きかえてください。 (ふつうはとくに変更しなくても大丈夫のはずです)

    注意 : Solaris, HP-UX などの商用 X サーバを使っている場合は、 pcfファイルの圧縮に gzip ではなく compress を使う必要があります。 Makefile 中のコメントを参考にして、GZIP_CMD を compress に書き換えてください。

  3. make する。
    所要時間は作者の環境 (Linux-2.4, P4, 1.8GHz) で 3〜4分です。 make 中に "jis2unicode: warning: undefined mapping: 8777" 等の警告が 出ますが、無視してください。
  4. make install する。
    デフォルトでは /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local にインストールされます。 ディレクトリがない場合は自動的に作成されます。 別のディレクトリにインストールする場合は
    # make install X11FONTDIR=/usr/local/lib/X11/fonts/local
    のように指定してください。
  5. (オプション)
    Kappa フォント を インストールしている方は、 付属の fonts.alias.mona ファイルの内容を fonts.alias ファイルの 末尾に追加してください。 これらのフォントを -mona-* フォントの 18(20), 24 ポイントのエイリアスとして使えます。
    make install-alias を実行すると、 $(X11FONTDIR)/fonts.aliasfonts.alias.mona の内容が自動的に追加されます。
  6. フォントパスのいちばん最後に以下のパスを追加する:
    /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/:unscaled

    この作業はお使いの UNIX の種類によって違います。 Linux や FreeBSD などで XFree86 を使っている場合は XF86Config ファイルの FontPath セクションを変更してください。 モナーフォントを自分しか使わない場合は、ホームディレクトリの ~/.xsession~/.xinitrc に以下の2行を加えてもいいでしょう。

    xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/:unscaled
    xset fp rehash

MacOS X

インストールの手順は以下のとおりです:

  1. SourceForge のダウンロードページ から monafont-ttf-x.xx.zip をダウンロードし、展開します。
  2. 展開されたフォルダの中にある mona.ttf ファイルを、 自分のホームディレクトリの「ライブラリ」(あるいは Library) フォルダの中にある 「Fonts」フォルダに入れます。 これで、フォントがインストールされたことになります。
  3. 一度ログアウトして、再ログインします。新しいフォントが認識されます。

注意: モナーフォントを正しく表示するためにはかならず Cocoa 対応アプリケーションを使ってください。 Carbon アプリケーション (Internet Explorer など) ではうまく表示されません。 Cocoa に対応した web ブラウザには OmniWeb や、 2ちゃんねるブラウザとしては CocoMonar などがあります。


Windows 98/Me/NT/2000/XP

インストールの手順は以下のとおりです:

  1. SourceForge のダウンロードページ から monafont-ttf-x.xx.zip をダウンロードし、展開します。
  2. コントロールパネルから「フォント」を選択し、“ファイル → 新しいフォントのインストール” を選びます。 ここで、展開されたフォルダの中にできた mona.ttf ファイルを指定すれば フォントがインストールされます。